ぷーのロス日記December(ホワイトサンズ国定公園)

ツーソンを出発して、アメリカの底辺をさらに東方面に進む。アリゾナ州を抜けると次はニューメキシコ州だ。景色は相変わらず、乾いた大地が続き、強い風が砂ぼこりを舞い上げている。

低い山並みに囲まれた谷で、一瞬、目を疑った。まばゆいほどのまっ白い大地。

え?砂漠に雪が降った?・・と思ったら、それは信じられないほどの純白の広大な砂丘だった。

 

およそ2億5千年前、ここがまだ海の底だった頃に堆積したプランクトンが、化石化して白い石膏となり、それが少しずつ砕かれ、風に運ばれ、作られた砂丘。

奄美大島ほどの広さで、この真白い砂漠が延々と続く。

青い空とのコントラストは、見ているだけで、身体の中にクールミントの風が通り抜けていくような清涼感がある。 

 

風が描いたきれいなシマ模様に、いっぱい足跡つけてみよう。でもすぐに消されてしまうんだろうなあ・・

 

 サラッサラの感触、足の裏に実に気持ちいい!。久々に全速力で走りまくった。この感覚は、デスバレーの砂丘以来だ。

 

 

 

 

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