ぷーのロス日記November(グランド・キャニオン国立公園)

アリゾナ州にあるグランド・キャニオンは、東西約460Kmにわたって延びる、その名の通り巨大な峡谷だ。

JUNは以前、ロスからセスナで行く1日観光コースで見てきて、「すごく大きくてきれいだよ」と興奮して話してくれたことがあった。

でも、どうやらグランドキャニオンという所は、朝・昼・夕方の光の当たる角度やその時の気候で実にさまざまな表情を見せてくれるらしい。また、ケタはずれのスケールやその美しさを本当に知るためには1カ所にとどまっていてはだめだそうだ。

JUNも2、3時間の昼間だけの観光だけでは物足りなかったらしく、やっぱりもう一度じっくり見てこよう!ということで、この連休の行き先は決定したのだった。

ボク達は、クルマで6時間かけて、まず途中の街Kingmanまで行き、ホテルに1泊、そしてその翌日の午前中にはグランド・キャニオンに到着した。

 

これがグランドキャニオンかー!地層が幾重にも連なってなんとも表現しがたい。でも天気よければもっときれいなんだろうなあ。

ロッキー山脈に降った雨や雪は、最初は小さな流れとなって山肌を走り、やがて川となって下って行く。

気の遠くなるような長い年月をかけて、その川は岩を少しずつ侵食して、こんなスケールの大きな峡谷をつくりあげたらしい。

ボクはその力強い流れが見てみたくて、抱っこしてもらい、遥か下方に見えるコロラド川に目をこらした。

 

 

標高が高く、とっても寒いので、フリースを着てます。

 

残念なことに、どんよりとした雲に覆われて、せっかくのキャニオンが重く沈んで見える。

 

 

 

<Grand Canion 鉄道>

ウイリアムズの街から一日一往復だけ、ノスタルジックな蒸気機関車が走っている。 古き良き西部開拓時代へ、時間を超えて出発しそう・・ 

 

ほんとはボクは乗れないんだけど、写真だけ撮らせてもらったんだ。

あ、鹿くん!。はじめまして。

カメラを構えると、じっとポーズをとってくれる。

妙に観光客慣れした野生の小鹿。

夕日がだめなら、せめてグランドキャニオンの朝日が見てみたくて、国立公園のゲートのすぐ近くのホテルに一泊。

そして翌早朝、外へ出てビックリ!。なんと一面の銀世界。

木々はすべて、砂糖細工のような樹氷の装い。マイナス7度の寒さに、息がキラキラ凍りついては、谷間へとこぼれていく。うーんこれはこれで結構ステキじゃない?

でも、絶対もう一回ここに来て、夕日と朝日を見ようねと約束して、ボク達は帰路についた。

 

 ・目次のページに戻る

前のページへ戻る

ツーソンへ