ぷーのロス日記August(夢のラスベガス)

ロスから10号線で東へ、そして15号線を北上すること約5時間、交通渋滞もなく、フリーウエイはもちろん無料だから、十分ドライブ圏内。

ネバタ州の砂漠に、突如、蜃気楼のように現れるホテルの群、ネオンの光の洪水・・・

そして一夜にして億万長者を作り上げてしまうカジノ・・

その魔法のような魅力に取りつかれた人達が、一路同じ場所を目指す。

ボクは日本にいた時、クルマの中から、表参道や渋谷のネオンなら見たことがあったけど、「そんなの比較にならないくらいスゴイよ」と友達が教えてくれた。今回の旅行は日本からの友達4人も一緒の、にぎやかな旅だ。

 

15号線の途中、ちょっと休憩。

ホントに・・何にもない。

乾いた大地に、ボクのながーい影だけ。

本当にこの先にそんな世界があるのだろうか・・

 

光るものがいっぱいで、うれしい!

<ラスベガス大通り>

州境を越え、まもなく太陽が西の果てに落ちようという頃、ボクたちは、ラスベガスに到着した。

キラキラとまぶしいネオン。たくさんのクルマで通りは渋滞。今日は久しぶりに夜更かしして、この何かワクワクさせる空気の中にくりだそう。この街は眠らないのだから。

まるで街中がテーマパークのよう。まず目についたのはピラミッドとスフィンクス。そしてマンハッタンの摩天楼、自由の女神。中世のお城に白亜の宮殿。これらすべてホテルだというからビックリ。それぞれが、訪れたヒトをめいっぱい楽しませるために、いっぱいオカネをかけて、派手で奇抜な演出をしている。

 

<不夜城ラスベガス>

カジノはどのホテルにもあり、24時間いつでもできる。ボクは入れないし、ネオンの方が好きだから、散歩してる方が楽しい。(JUNはスロットマシンで結構稼いだらしく、その日の夕食はJUNがみんなにごちそうすることになった)

あるホテルの前に人が集まっていたので近づいてみると、突然、正面玄関前の大きな岩山が大噴火をはじめた。真っ赤な溶岩が流れ、夜空が赤く染まる。びっくりしていたら、これはホテルの無料のショーで、15分おきに爆発することになっているそうだ。しかしものすごい迫力だ。

このように無料のショーをやっているところは見逃せない。海賊船と英国船の銃撃戦のショーもおおがかりなセットで大迫力。ストーリー性もあっておもしろかった。

 

<フリーモントストリート>

ここも無料のショー。この通りはアーケードになっていて、普通はカジノやレストランやお土産屋なのだけど、ショータイムになると、それらの店のネオンが一斉に消え、真っ暗になったかと思うと、突然頭上に・・わあっ巨大な鳥が!ジャングルが!打ち上げ花火が!

210万個のライトと208個のスピーカーが作りだす光と音のショーだった。天井に繰り広げられる色鮮やかな映像。

みんな上を見上げ、口をポカンとあけたまま、その光に包まれていた。

(ホントいうと、ボクはこれにはものすごーく驚いた。すこしアーケードから離れた所で見たんだ)

 

JUNたちがストラトスフィアという高い塔に登るというので、ボクは一旦クルマに戻って一休み。

だけど後から聞いたらすごい夜景がキレイだったらしい。ボクは黒いビロードの上にまき散らした宝石を想像した。

だけど信じられないのが、その展望台の上にあるジェットコースターとビッグショットという絶叫マシーン。地上273mの所で何もそんな怖いコトしなくたっていいのに・・でもよっぽど楽しかったらしい。戻ってきたみんなはとてもハイだった。

ホテルに戻っても、ネオンが目に焼き付いて、今夜は興奮して眠れそうにない。

(ラスベガスの中心街にはワンコOKのホテルはないので、クルマで10分ほどの「ホリデーイン」にチェックイン。キレイだし、親切にしてくれて満足)

 

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